今日は怖い話をしようと思います。
ネット恋活でもっとも気をつけないといけない危険なお話です。
巷でよく「出会い系は怖い」と言われている要因のひとつでもあります。
こんなことを知ると、恋活で知らない人と会うなんてやめようと
思われてしまうかもしれませんが、知識として頭に入れておくだけでいいのです。
実際にはそんなことがよくあるなんて思いませんし
私自身もたくさんの方とネットを通じてお会いしましたが、
そのような経験はありません。
だけど、世間ではたまに起こるのです。
デート・レイプ・ドラッグとは
これは、ネットでの出会いには限らないのですが
デートの際に男性が女性の飲み物などに薬を入れて
前後不覚にさせ、酔った女性を介抱する振りなどしながら
ホテルに連れ込み性的暴行をする、ことです。
よく使われるのは睡眠導入剤や、短時間型の睡眠薬などです。
お酒を飲む前に「胃腸薬飲んでおく?」などと勧めたり
トイレなどで席を立った隙に、飲みかけのグラスに入れられたりします。
特にアルコールと一緒に摂取すると
コップ1杯程度で酩酊状態のようになります。
短時間で体から排出されるので、証拠に残りにくいため、
被害に遭った場合すぐに医師が尿や血液検査などを行う必要があります。
また、もちろんアルコールの過剰摂取でも同様です。
多量のアルコールを飲んだ後に、踊ったり走ったりすると
お酒が一気に回り立てなくなったりします。
こんな恐ろしい目に遭わないように次のことは必ず守りましょう。
- 渡された薬は決して服用しない
- 席を立つときはグラスの飲み物を飲み干す
- お酒を飲みすぎない
- お酒を飲んで激しく体を動かさない
そもそもまだ相手がどんな人かわからないのに
2人でお酒を飲むのは決して安全ではありません。
それでもお酒を飲むことになった場合は
細心の注意を払い、決して自分を失うような事態にならないよう気をつけましょう。
性犯罪の加害者はほとんどが顔見知り
意外かもしれませんが、レイプは知らない犯罪者がいきなり襲いかかってくることよりも、圧倒的に知り合いや顔見知りの犯行であることが多いのです。
ネット恋活の相手も同様だと考えてください。
親しくサイトやLINEでやり取りをしていたとしても
ブロックしてしまえば連絡先もわからない相手です。
その上、デートをしているのです。
1度目のデートではなにごともなかったとしても
2度目のデートで悪だくみをしている可能性もあります。
相手がどんな方か素性もまだ知らないうちは
油断しないようにしてください。
あまり知られていないレイプ・キットの存在
そんなことはあってほしくありませんが、もし万が一
レイプの被害に遭ってしまったとき
真っ先に向かうのは産婦人科か警察と思われているでしょうが、
救急外来に行ってください。
救急外来には「レイプ・キット」が常備されています。
(救急外来は、休日や夜間に緊急性のある患者を受け入れる病院です。)
そこでレイプ・キットを使い加害者の精液や体毛などを証拠として収集できるそうです。
レイプ被害に遭ったあとは、シャワーや着替えをしたいでしょうが
そのままの状態で行くようにしてください。
服が破れているなど着替えがどうしても必要な場合は
脱いだ服をビニール袋に入れて持って行きます。
警察にすぐに行ってもいいのですが
警察署によってはレイプ・キットを常備していないところもあるそうです。
デート・レイプ・ドラッグの被害に遭った場合は、
できるだけ早い段階での尿を採取しておく必要があります。
救急外来や警察でも、尿の採取は必ずしてもらうことが大切です。
デート・レイプ・ドラッグ被害用の検査キットもあるそうです。
そんなことにならないために
少なくても最初に会うときまでには
相手の本名、電話番号、だいたいの住所、会社名なども
教えてもらうと少しは安心です。
誠意ある男性は、初対面のときに会社の名刺をくださる場合も多いのです。
女性の不安を理解してくださっているんですね。
「名刺をください」とはこちらからは言いにくいものですが
自分からくれるような男性だと安心できますね。
(偽の名刺だという可能性もありますが…。)
もうひとつ、肝に銘じておきたいのは
- あいまいな態度をとらないこと
- 雰囲気に流されないこと
断りきれずにズルズル相手の言うがままに誘いにのってしまっては
それはもう「合意」とみなされます。
自分の意思に反することは毅然とした態度で
「NO」と言いましょう。
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